近代短歌の範型

近代短歌の範型

大辻隆弘

六花書林/2015年11月13日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背

カバーはタイトルをつや銀で捺し、図版は二色で刷っています

カバーの図版はガラス板の断面をいくつも重ね合わせ、コラージュしたものです。重ね合わせたガラス板にそれぞれの歌人、歌を、そしてそれを重複させることにより、時間の経過のイメージを重ねています。このコラージュは本来は透明感のあるガラスですが、そのガラスの板を断面から見ることにより不透明化され、一言でスッと過ぎ去ってしまいかねない時間という言葉の重みやそれぞれの歌人たちの思考が凝縮された視覚化されたものとして作りあげました。