游子

游子

本多 稜 歌集

六花書林/2007年12月22日発行/A5判/上製本/カバー装/丸背

本多稜氏は第二歌集である本歌集で第13回寺山修司短歌賞を受賞しました。また、本多氏の『こどもたんか』(角川学芸出版、2012年)、第四歌集『六調』(六花書林、2019年)の装幀も担当しています。

蠟梅坂

蠟梅坂

鎌家さきえ 歌集

六花書林/2007年12月16日発行/四六判/並製本/カバー装

カバーは2色でタイトルはつや消し銀の箔捺し、表面加工はニス。帯は1色。控えめながらも忘れ難い装幀に仕上がったのでは思います。

百年の眠り

百年の眠り

鶴田伊津 歌集

六花書林/2007年7月28日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背

蓄音機をモチーフに合わせたのはとてもよかったと今でも思っています。オルゴールでもよかったかな? カバーは2色でタイトルは金の箔捺し、表面加工はニス。帯は1色。

町田コーリング

町田コーリング

森本平 歌集

六花書林/2006年6月20日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背

天使モチーフ第2作です。個人的な好みを押し出した装幀ですが、内容にはしっかりと合っていたと思います。

翌朝回路

翌朝回路

宮崎斗士 句集

六花書林/2005年12月2日発行/四六判/上製本/カバー装

六花書林の第二冊目の本。タイトルはつや黒の箔捺し。宮崎斗士氏の句集は第一冊目の本書のほか、第二冊目『そんな青』も六花書林より刊行され、その装幀を担当しています。

東雲抄

東雲抄

古島哲朗 歌集

六花書林/2005年11月27日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背

六花書林の第一冊目の本。カバーは2色で表面加工はニス、帯は1色。タイトルとそのまわり配した輝く小さな星をつや銀箔で捺しています。控えめながらもとても気に入っている装幀です。六花書林の社主は歌人でもある宇田川寛之氏(俳句もやられています)で、歌人の花笠海月氏を介して知己を得ました。以後、現在(2020年9月)までに六花書林から刊行された200冊以上の本の装幀をすべて手がけてさせてもらっています。決して派手とはいえない控えめな美的感覚を肯定してくれた宇田川さんとの出会いがあったことは、装幀家としてとても幸せなことだと思います。