2021年6月23日(水)

新幹線の時間を勘違いして30分以上早く新大阪駅に到着。打ち合わせもあるしと早めの新幹線の自由席に乗車して帰京。いつもの駅弁。相変わらず美味しいのにとんでもなく安い。

池袋到着後、ベローチェでアイスコーヒーを飲みながらちょっと休んで事務所へ。本日は資生堂の方が三人来所。所蔵する戦前の資生堂資料をお見せしたり、色々お話しをうかがったり。ちょっとドタバタしてお見せできない資料があったのが申し訳ない。

宅配便を受け取る。こちらについては改めて。もうお気持ちが嬉しいです。夜は幸楽でラーメンと半チャーハン。久しぶりに普通のラーメンを食べたかった。

青幻社から大正から昭和初期にクラブ化粧品が経営していた出版社のプラトン社のモダンガール本が出ることを知る。大阪の出版社で文芸雑誌『女性』や『苦楽(クラク)』で知られているが、小村雪岱繫がりだと九九九会の仲間の水上瀧太郎『勤人』や里見弴『四葉の苜蓿』などの単行本も刊行していた。後に東京に進出。山六郎や後に資生堂意匠部で活躍する山名文夫も在籍している。ツイートでは6月刊になっているがAmazonでは7月刊になっているので遅れているのだろう。その遅れに親しみがわく笑

Twitterでアップしたプラトン社の雑誌の雑誌をこちらにもまとめておきます。

【プラトン社の雑誌『女性』】泉鏡花の「龍胆と撫子」や谷崎潤一郎の「痴人の愛」なども連載された雑誌『女性』。大正11年5月に刊行開始。左上から時計回りに大正12年2月号、大正15年3月号(表紙 山六郎『碧の手套』)、大正15年4月号(表紙 山六郎 表記なし)、昭和3年2月号(表紙 山六郎 表記なし)。

【プラトン社の雑誌『苦楽』】人気を博したプラトン社の雑誌『女性』に続いて大正13年1月に創刊され、昭和2年1月号よりタイトルの表記が『クラク』と変更されている。左上から時計回りに創刊号、大正14年10月号(表紙 山名文夫「クロス・ワード」)、大正15年2月号(表紙 山名文夫「道化」)、大正15年6月号(表紙 山名文夫「青葉」)。

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