2021年6月19日(土)

夕方、整骨院に行ってから土曜日も動いている六花書林へ。都電荒川線で雑司が谷霊園の停留場で乗車して、東池袋、向原と二駅で下車。大阪のおみやげをお渡ししてから、ゲラを一本受け取る。駅前の焼肉屋へ。

あまり旅への思い入れはないのだけど、さすがにちょっと遠出したくなり、若し行くとしたら美味しい食事が堪能できそうな台湾かなと想像にふける。せめてもと台湾を舞台にした小説をと思い調べたら、ちょうど乃南アサの『六月の雪』(文春文庫)が文庫化されていたので購入。主人公の孫娘が、戦前の台湾が日本の植民地でだったことを知らない記述があり、おばあちゃんと同様に驚いてしまう。現代の教科書はあまり戦前の制作について書かれていないのか。

そうそう、股旅堂から注文品が届いていた。小村雪岱による装幀の花柳章太郎『水中花』(はなやぎ会、昭和7年)。外装無しで完本。目録発行前の股旅堂さんのツイートの画像に写っていて所持本より綺麗そうだなと思っていた本。